こんな経験ないでしょうか?たまに意見をいうとチームリーダーあたりに困った顔をされる。自分ではいい意見をいったつもりでも、採用されない。そして、受け狙いで言ったらシカトされる。以前の私もそうでした。それは、まだトヨタの乗りが分かってないからです。別に嫌われている訳ではないのでご安心を…
バーチャル劇場
今回のQCサークルのテーマは「ある組み付け部分のボルト焼付け対策」です。最近ある一箇所だけボルトの焼付けが増加しています。それをみんなで話しあって解決します。
登場人物
新人期間工Aさん
経験豊富の期間工Bさん
書記のチームリーダーと仲のいい社員Cさん
私
チームリーダー
チームリーダー「え〜、原因解析図(特性要因図)を使い、焼付けの原因解析をします。意見はありませんか?Bさんはどうでしょうか?」
Bさん「それは、インパクトが重いからではないでしょうか?」
チームリーダー「ほう、なぜインパクトが重いと焼付けが増加するのでようか?」
Bさん「重いと疲れます。すると作業遅れが発生し、焦って、ボルトを締める標準作業の「手で仮付け3回転」が守れなくなります。それでなくても、その部分の仮締めは作業範囲が狭く難しいので」
チームリーダー「まあ、それも原因になりますね。では書記Cさん、原因解析図にインパクト重い→作業遅れ発生とでも書いといてください。では新人のAさんは何か意見がありますか?」
新人Aさん、しばらく考え込み意を決して、
「あのですね、ボルトが小さくてすべり易いからと思うのです。それで考えたのですが、指先に薄いゴムの付いた手袋に変えたらどうでしょうか?」
チームリーダー、少し困って、
「う〜ん、そうですね。・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・(時間稼ぎ)
では、一太郎さんは?」
私、受け狙いを兼ねて、「ベタな意見ですが、それは、新人だからです
。」
チームリーダー
「なぜ、新人だと焼付くのでしょうか?」
私「それは、新人さんは慣れてないので、作業遅れが発生しやすいからです。以下はBさんと同じ理由です。」
チームリーダー「そうですね、新人さんだとそうですが、この場合は経験者でも発生しています。まあ、これも原因解析図に書いておきましょう。」
以下続く20分位。
Bさんと私、Aさんの違い、分かったでしょうか?まあ、違いは、Bさんの意見が結論をいってしまって原因解析になってない、結論がチームリーダーの考えていた意見と合ってない等と考えられますが、実は結論はチームリーダーあたりがあらかじめ持っている可能性が高いということを知らなかったのが最大の原因です。よって、私たちは結論に結び付きやすそうな、ベタな原因を答えた方が話しは弾みます。このことを違う言葉でいうと、
QCサークルは「出来レース」ということです。言い換えれば、回答に定石(ある一定のルール)があるので、それを理解して、答えを導かないとその答えが浮いてしまうということです。
QCサークルは「問題解決の場ではなく、自己啓発の場である」ともいえます。解決策は最終的にはチームリーダーがGLの助言をうけ、まとめあげます。言い換えれば、QCサークルは職場のコミニュケーションの場であり、トヨタイズムの啓蒙の場、QCサークル参加者のレベルUPの場であるということです。
以上の2点を頭に入れて、意見を考えれば、浮いた回答にならなくて済みます。
出来レース(定石ルールがある)なんで、意見が汲み取りやすい一般論を言う。自己啓発の場であり、解決策を練る場ではない。なので結果、解決策は必要ない。ということです。
最後に。使える定石フレーズ集:
「新人だから」 「作業遅れ」 「標準作業が守れない」 「道具が大きすぎる、小さすぎる」 「部品が小さい、でかい」 「呼び出しが遅くなる」 「位置が悪い」 「危険である」 「疾病」など
参考サイト:生産管理講座QCサークル
このサイトお薦めです。社員を目指している方もぜひ見ておいてください。
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